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仙丈ヶ岳 せんじょうがたけ
2010.9(7時間10分☆☆個人)北沢峠→五合目→小仙丈ヶ岳→仙丈ヶ岳→仙丈小屋→馬ノ背ヒュッテ→大平山荘分岐→仙丈藪沢小屋→大平山荘分岐→大平山荘

小仙丈ヶ岳・雷鳥
3連休の3日目。芦安に着いたら駐車場はいっぱいで、誘導されたのは乗合タクシーの乗り場付近だった。誘導したのはタクシーの乗務員たちだけど、今日は北沢峠までなので、広河原までしか行かないタクシーを利用するメリットはない。

9時半に北沢峠から登り始め、大勢の下山者とすれ違った。ナップザックを背負った人は、大平(おおだいら)山荘に無理をいって泊めてもらい、2時に出発したという。
5合目までは、1合目ごとに標識があって自分の位置がわかる。ここで、小仙丈経由か、馬の背ヒュッテ経由か迷って、下りてきた団体の責任者に聞いたら、「小仙丈からのほうが景色が素晴らしい」と勧められた。
小仙丈ヶ岳へ向かう稜線から後ろを振り向くと、正面に白く輝く甲斐駒ヶ岳、左に鳳凰三山北岳の雄大な景色、そして右下に馬ノ背ヒュッテがよく見えた。
小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳に向かう際には、ハイマツの茂みちかくでライチョウ(写真の左下)を見つけた。5mほど先にいるが、逃げることなく植物の実をついばんでいた。
そして、山頂直下のカール地形を巻くように稜線を登れば、仙丈ヶ岳の山頂だ。

カール地形のなかに、思っていたより大きい仙丈小屋があった。小屋の脇では小さな風車がいくつも回り、真っ赤な実を付けたナナカマドの群落があった。馬ノ背ヒュッテ付近では、道の両側にシカ避けのネットが張ってあった。
馬ノ背ヒュッテからは大平山荘に向かって藪沢(重幸新道)を下りるが、仙丈藪沢小屋の写真を撮るために寄り道をした。藪沢コースははじめ藪沢に沿っていて、しだいに沢から外れて林のなかの急坂を下る。道は荒れている感じがした。
前日は満員だったという大平山荘の、3連休最終日の宿泊客は一桁。「今日は皆さん、お好きなところに大の字になって寝て下さい」と嬉しいお言葉をいただいた。