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地蔵岳(赤城山、利平茶屋から) 
じぞうだけ
 
2013.10(6時間☆☆個人)利平茶屋森林公園→鳥居峠→小地蔵岳→長七郎岳→八丁峠→地蔵岳→大沼P→覚満淵→鳥居峠→御神水→利平茶屋森林公園

利平茶屋森林公園からは昭和32〜42年に、東武鉄道が鳥居峠へケーブルカーを運行していた。昭和のはじめに、小林利平さんがこの地で茶屋を営んでいたので、利平茶屋というらしい。そして、いまは森林公園に名前を残すだけだ。

誰も歩いていない、すこし荒れた道が終わると、ケーブルカー軌道跡の長いコンクリートの階段だ。峠の建物が見えてもなかなか着かない。
鳥居峠からは観光客や登山者が大勢いて、同じ山域でも別世界だ。そして、天気はよくても、強風で帽子が飛ばされそうだった。
長七郎岳へ向かう登山道をショートカットして、直接小地蔵岳へ向かったが、小地蔵岳は全く展望が無いピークだ。
長七郎岳を経由して小沼へ下りたら、小沼の水面は強風のため波立っていた。

八丁峠からは積雪期の地蔵岳しか登っていなかったので、思った以上に木の階段が多いのに驚いた。そして、階段にはアイゼンの爪痕が残っていた。
地蔵岳頂上から大沼、黒檜山を眺めれば、冬に赤城神社の赤色以外、モノトーンだった世界が一変し、色彩豊かに木々が色づいていた。
地蔵岳から直接大沼に向かって下りるのは初めてだった。急坂で石がゴロゴロ、湿った黒土は滑りやすく、歩きにくい道だった。
ビジターセンター付近は大勢の人で賑わっていて、駐車できない車が路上にたくさん駐まっていた。センターの展示は相変わらずいつも同じだ。
覚満淵(上の大きな写真の中央に覚満淵、やや右上に鳥居峠駐車場の一部)は草モミジがきれいで、ここも大勢の観光客で賑わっていた。鳥居峠の食堂は、ケーブルカー駅の一部を利用したもので、往時の資料や写真が展示してあった。

利平茶屋から地蔵岳地図・鳥居峠ケーブルカー軌道跡・御神水帰り道、ケーブルカー軌道跡のコンクリート階段(左下の写真)を下りはじめたら、ポリタンクに御神水(右下の写真)を汲んで登って来る人に出会った。
御神水の場所を教えてもらい、鉄パイプの危ない梯子を下りて、1リットルほど水筒につめた。
そして、管理棟とふれあい広場の分岐では、往路とちがう管理棟への道をとった。ただ、尾根道へ登るので往路よりたいへんで、管理棟まえの水力発電小屋ちかくに出た。
なお、コンクリート階段は復路に数えたら、800段ほどあった。