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鬼怒沼山 きぬぬまやま
2009.8(7時間55分☆☆個人)大清水→物見山→鬼怒沼山→鬼怒沼巡視小屋→鬼怒沼散策→物見山→大清水 

鬼怒沼湿原に写る鬼怒沼山曇りのち晴れの予報なのに、大清水に着いたら、雨がポツポツ降ってきた。広い林道を歩き始めると本格的に降り出したので、あわてて雨具を着る。物見橋の先には「鬼怒沼4.9k」の標識があった。

登山道に入り、沢を渡る。物見山までは急登の連続で、時には木の根を掴んではい上がった。登山道は、稜線に添ってしっかり踏まれているので、迷うことはない。ただ、何の標識も無いので、自分がどの辺りを歩いているのか? あとどれくらいで物見山に着くのか? 不安になった。
登山道の脇で動く気配がする。驚いて見たら10cmほどの蛙だった。また、すばやく横切った小動物はしっぼのふさふさ具合からリスのようだ。やっと辿り着いた山頂は、「物見」山の名前なのに展望が無かった。
鬼怒沼へ下る道には、カニコウモリがたくさん咲いていた。鬼怒沼山へは、鬼怒沼湿原の北端から尾瀬沼方向に向かう。しばらくはなだらかだが、鬼怒沼山への道を分けると急登になる。山頂は南側だけ開けていて、根名草山日光白根山がよく見えた。

帰りは、巡視小屋に寄ったり、標高日本一の高層湿原を散策したりしてから、元の道を戻った。往路には気づかなかったシャクナゲがたくさんあった。また、登山道は急坂だが、腐葉土の上を歩いているようでふわふわしていて、足に優しい感じがした。林道にできた水たまりでは夏の終わりなのに、黒いオタマジャクシがたくさん動き回っていた。
月曜なので、出会ったのは日光沢温泉から来た2組4人だけだ。大清水から鬼怒沼へ向かったのは、私たちだけだった。