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酉谷山 とりだにやま 
2009.10(4時間30分☆☆個人)小川谷林道→七跳尾根登山口→長沢背稜→酉谷峠→酉谷山→酉谷避難小屋→旧酉谷小屋→三又→小川谷林道登山口

酉谷山・酉谷避難小屋「山と高原地図」では小川谷林道は一般車通行禁止だが、ネットで調べたら登山口の近くまで行けるようだ。
日原鍾乳洞からは狭い林道を6キロほど走って、広くなっている場所に車を駐める。ここから先は通行止めになっている。

5分ほどで七跳尾根の登山口があり、スギ林のなかの単調なジグザグ道を登る。急坂だが、歩きやすい道で高度を稼いでくれる。スギ林は雑木林に変わり、落ちているドングリを拾っているうちに長沢背稜は間近だ。
長沢背稜は南の斜面をトラバースするなだらかなアップダウンの道で、酉谷峠からはひと登りで酉谷山(上の写真)に着く。頂上には2等三角点がある。そして、南側がわずかに開けて鷹ノ巣山がよく見え、北にはテープの付けられた木の向こうに熊倉山が聳えている。

復路は酉谷避難小屋(下の写真)の脇から直接、三又を目指した。酉谷避難小屋は土台崩壊の危険があるようで、登山当日は使用禁止になっていた。
枯れた沢は降り積もった落ち葉や小石が滑って歩きにくい。ピンクのテープに導かれて下っていくと、30分ほどで水音が聞こえる。廃屋と化した旧酉谷小屋までくれば沢には水が勢いよく流れ、紅葉に彩られた渓谷が見事で、登山道は変化に富んでいる。
林道に戻ったら、ほかに駐車している車はなかった。出会ったのは女性グループ一組だけ…、土曜の奥多摩なのに静かな酉谷山だった。