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田沢奧山 たざわおくやま 
2011.5(4時間30分☆☆個人)林道終点手前約1.5km地点→林道終点→送電鉄塔(322号)→1215.6m地点→送電鉄塔→田沢奧山→沢沿いのルート→林道終点→林道終点手前約1.5km地点

袈裟丸山の南西、アカヤシオが見事だという家の串付近の村界尾根を訪れた。アカヤシオは咲き終わっていたが、ミツバツツジが満開だった。
林道終点まであと少しのところで、大きな落石が道を塞いでいたので、路肩に駐車して歩き始めた。徒歩30分の林道歩きを強いられたが、その間にも数カ所で崖が崩れたり、落石や倒木があった。

終点には送電線巡視路を示す黄色い標識があり、ヒノキ林のなかを道がジグザグに上っていて歩きやすい。村界尾根まで上がれば、鉄塔まではわずかだ。
鉄塔の下から見上げたら、思った以上に巨大な構造物だ。風が強いのか、送電線のうなり声も大きい。ここから1215.6m地点を眺めても、アカヤシオらしきものはない。さらに色の濃いミツバツツジは木々の間に見えた。
田沢奧山鉄塔から1215.6m地点に向かう尾根にはミツバツツジの群落があり、今まさに満開の時を迎えていた。1215.6m地点からは来た道を戻り、尾根上を北へ田沢奧山に向かった。下方で人の声が聞こえたが、姿は見えなかった。
田沢奧山の上りでは、赤ペンキが付いている木が出てきたので、赤ペンキをたどりながら頂上(写真)に向かった。展望はよくないが、木々の間から袈裟丸山の全景が見渡せた。

下りは、地形図の破線コースを採り、林道終点を目指した。降り口の赤い標石は確認できたが、かなり急な斜面で落ち葉が積もって踏み跡らしきものは分からない。木に掴まりながら、ジグザグに沢まで下りる。初めは枯れ沢で、徐々に水量が増えていった。
登山道を示す標識や人の通った形跡が全く無いので不安にはなるが、1カ所だけ赤ペンキが付いた木を見つけて一安心だ。早く沢から上がりたいのに両岸とも急斜面なので、仕方なく沢をそのまま下っていっ大滝(田沢奧山)た。
往路の巡視路を上るときに送電線の下を越えたので、送電線があれば林道は近いと思っていた。
案の定、上空に送電線が横切っているところを過ぎしばらくして右岸に道が見えた。林道終点に向かう登山道だった。
帰りの林道歩きのご褒美は、タラの芽だった。そして、水量豊富な大滝(写真)を見物してから帰路についた。