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石尊山 せきそんさん
2009.6(4時間25分☆☆個人)登山道入口→駒飼いの土手→赤滝→血の池→石尊山→東斜面の道→赤滝→駒飼いの土手→登山道入口

ノビネチドリ(石尊山)浅間山南面の石尊山は、花の山だった。ベニバナイチヤクソウ、マイズルソウ、ニリンソウ、コイワカガミ、レンゲツツジ、リンドウ、ズズラン、シロスミレ、ササバギンラン、ノビネチドリ(左の写真)などは名前が分かるが、ほかにもいろいろな花が見られた。

赤滝(血の滝とも、石尊山)登山口で身支度をしていたら、マウンテンバイクが通っていった。赤滝(血の滝とも、右の写真)まではなだらかな登り道である。ハルゼミのやかましい鳴き声を聞きながら、1時間半で赤滝に着く。赤滝は茶色く濁った水が、音を立てて流れ落ちている。水が濁っているのは、水中の鉄分が空気に触れて酸化したためだという。
赤滝からは登山道らしくなって、マイヅルソウやコイワカガミがたくさん咲いている。血の池近くには、絶滅危惧種?のノビネチドリが一輪咲いていた。ひと登りしたら広場のようなところに出る。レンゲツツジの咲いている、明るい斜面を登り切ったら頂上だ。
頂上からは北に浅間山が迫っているはずだが、中腹から上は雲に隠れて見えない。南方に霞んでいるのは槍ヶ岳らしい。この時期、晴れていても展望は利かない。

下山は頂上に「座禅窟・追分方面」の標識があったので、急坂の東斜面を下りた。低い笹やシダの生えているなかをどんどん下っていく。湿地帯に出たところで、道が分からなくなった。ようやく見つけた踏み跡をたどっていくと、赤滝手前の登山道に出た。結局、頂上から下りる道が違っていたようだ。
赤滝近くの林道には車が駐まっていた。ゲートがあって入れないはずなので、営林署の車かな?