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戸隠山 とがくしやま
2009.6(7時間☆☆講習)奥社入口→戸隠神社奥社→百間長屋→蟻の戸渡→八方睨→戸隠山→一不動避難小屋→戸隠牧場

蟻の戸渡(戸隠山)奥社入口から社務所のある奥社まで、30分ほどだ。社務所下から登山道が始まる。急坂がしばらく続いて、百間長屋の先では崖崩れの箇所があった。これからが、クサリの連続だ。クサリにカラビナを通して、上にずらしながら登っていく。
蟻の戸渡・剣の刃渡では、万が一の滑落に備え、ザイルを繋いだ。蟻の戸渡(写真)ではへばり付いている者もいるが立ったままゆっくり歩き、右側の巻き道に下りてからクサリを頼りに登っていった。剣の刃渡は、左下の足場を使って越えた。そして、ひと登りで八方睨(はっぽうにらみ)だ。

八方睨には、先客が4人。360度の展望だが、近くの西岳、高妻山、飯縄山はよく見えたものの、遠くの景色は霞と雲のため雪が残る白馬岳しか見えなかった。
八方睨から10分ほどで、狭い戸隠山山頂に着いた。ここから一不動避難小屋までは、アップダウンを何度も繰り返す。縦走路の中間地点である九頭龍山を目指したが、標識も無いので通り過ぎてしまったらしい。縦走路には、熊の排泄物らしきものが頻繁に落ちている。涼しい風が吹いてきても、臭いが混じっている。
一不動避難小屋は、ブロック作りの立派な建物だ。立ち止まっていたら虫が寄ってくるので、なかに入ってひと休みした。床も高く、10人以上は泊まれそうだ。ここは百名山である高妻山への分岐なので、休んでいる者も多い。
避難小屋からは石のゴロゴロした登山道で、水量の少ない沢のなかの道をいき戸隠牧場に着いた。あと1分で、長野行きバスの発車時刻だった。

目についた花(名前が分かるもの)…シラネアオイ、マイズルソウ、ミヤマカラマツ、ハクサンチドリ、ツバメオモト、コイワカガミ。