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王岳 おうだけ 
2011.11(5時間20分☆☆会)根場登山口→鍵掛峠→王岳→五湖山→女坂峠→精進バス停

富士パノラマラインは、いまが紅葉の見頃だ。2年前の毛無山では、帰りに河口湖インターまで渋滞に巻き込まれたので、早めに下山しようとなった。
「西湖いやしの里根場」の駐車場から歩き始める。山肌を染める紅葉がきれいだ。茅ぶき屋根の民家の脇を通り、荒れた林道を歩く。しばらくして、登山道に上がると傾斜が急になり、ジグザグに高度を上げる。木々は黄色に染まっている。

最初に登り詰めた尾根で休んでいたら、先行していた単独男性が慌てて下りてきた。クマがいたという。実際には小さな黒い動物らしいので、狸かイノシシと間違えたのかも知れない。
用心のため、会の男性3人が先行して、単独男性はその後ろ、さらに私たちが恐る恐る後を追う。でも、登山道脇に2カ所、黒っぽい排泄物はあったが、クマらしき動物の姿は見かけなかった。

王岳から富士山鍵掛峠は富士山の展望がよいはずなのに、運悪く雲に隠れていて全く見えなかった。王岳に向かう尾根道の紅葉は終わっている。葉を落とした木々の間から、富士山が時おり、見え隠れしていた。
そして、アップダウンを何度かくり返して着いた王岳からは、富士山が完全な形で姿を現した(写真)。
王岳からは急な下りで、落ち葉が登山道を隠して滑りやすい。横沢頭周辺で早めの昼食休憩にし、五湖山からは眼下に精進湖の素晴らしい展望が望めた。

帰宅後、鍵掛峠周辺の熊について調べたら、鬼ヶ岳付近での目撃情報もあった。また、毛がふさふさしたカモシカも、熊に間違われるらしい。排泄物は、狸かテンのものに似ていた。