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春日山・滝戸山 かすがやま・たきどやま 
2009.12(5時間20分☆☆会)鳥坂峠→春日沢の頭→春日山→黒坂峠→名所山→鶯宿峠→滝戸山→甲陽学園

春日山最高地点の標識(1236m)・リョウメンヒノキ今回の山行は、山梨百名山の春日山と滝戸山を縦走して中畑町に下りるコースだ。曇りのち雨という天気予報のためか、土曜日なのに山中では誰にも会わなかった。

新鳥坂トンネルを抜けて旧道のゲート脇を辿れば、登山口がある。ひと登りで鳥坂峠に着き、右に釈迦ヶ岳、左に春日山の標識が立っている。峠からは何度かアップダウンを繰り返しながら高度を上げて、春日沢の頭だ。ここから急斜面を下りて登り返せば、春日山である。
標識はなぜか1235m、地形図では1158m地点のはずなのに。春日山から黒坂峠まで50m下りて130m上った名所山には、春日山最高点の標識(上の写真)があった。
名所山から鶯宿峠まで下りると、「なんじゃもんじゃの木」とよばれている大木があった(下の写真)。普通のヒノキは葉の表と裏側が違うが、このヒノキは表裏の区別がつかないので、牧野富太郎が新種のヒノキとして、リョウメンヒノキと名付けたという。

鶯宿峠からは林道をしばらく歩いて登山道に入り、滝戸山へ向かった。この辺りは熊の生息域のようで、途中の標識も熊に囓られていた。新しくできた標識には「残飯は埋めずに持ち帰ること。200円の食品で3万円の公費が支出されました」と書いてあった。
滝戸山の頂上で早めの昼食にしたら雨が落ちてきたので、あわてて雨具を着て甲陽学園に向かって下りた。地形図には載っていない、中畑町が作ったコースだが、途中に「滝戸山登山道」の標識があるので迷うことはない。ただ、雨のなか、落ち葉が積もった急斜面は滑りやすく、慎重に下りていった。