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笠取山 かさとりやま 
2009.7(4時間20分☆☆個人)作場平橋→一休坂分岐→ヤブ沢峠→笠取小屋→雁峠分岐→雁峠山荘→分水嶺→笠取山→水干→笠取小屋→一休坂→一休坂分岐→作場平橋

奥秩父の笠取山はわずかに2000mに達しないが、3つの河川の分水嶺がある。

笠取山・分水嶺 ヤブ沢峠から笠取小屋までは広い林道で、車も通れそうと思っていたらパジェロミニが登ってきた。後部座席には白い帽子を被った、小学生が乗っていた。
笠取小屋から笠取山へ向かう道を、個人が修理した雁峠山荘を見るために外れる。笹薮のなかに建つ、2階建ての無人小屋だった。緊急の場合は避難小屋として使えるらしいが、かなり荒れている。
雁峠山荘から戻り分水嶺(下の写真)に登る。この小高い丘に降った雨が、降る場所によって多摩川と荒川と富士川に分かれるという。
分水嶺から下がったところに、マルバタケブキの大群落があった。蕾のものが多く、花は数輪だけだった。
いよいよ、笠取山の登りに取り付く(上の写真)。今日一番の急登だ。木を刈り取った、帯状の草地が真っ直ぐ頂上に伸びていて、登っている人がよく見える。登り切ったところの展望はいいが、山頂は稜線をしばらく行った先にある。山頂周辺から東の稜線には、シャクナゲが多いので、6月は賑わうだろう。

山頂からは水干へ向かい、笠取小屋へ戻ったら、白帽子の小学生が集団で登ってきた。あのパジェロミニは先発隊だったのだ。笠取小屋から一休坂を下るが、分岐の標識にあった「急坂」というほどの坂ではなかった。それより、途中の標識が熊にかじられていて、「熊出没注意」の注意書きに驚く。
登山口の、作場平橋の駐車場に着いたら、朝は普通車が10台ほどだったのに、マイクロバスと中型バスが2台ずつ駐まっている。一ノ瀬林道はバスも入れるようだ。