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大和天神山古墳 やまとてんじんやまこふん (天理市柳本町・前方後円墳・県指定) |
(2020.2撮影) |
天神山古墳といえば関東では太田天神山古墳を思い浮かべるが、こちらは大和天神山古墳だ。見学リストには載せていなかったが、行燈山古墳に向かって国道を歩いていたら出会えた。 伊射奈岐(いざなき)神社の境内にある、全長103mの前方後円墳で、3世紀後半から4世紀前半の築造だ。国道によって墳丘の東半分が削られている。 昭和35年の発掘調査により、竪穴式石室内の木棺から内部を塗ったものか大量の水銀朱と、内行花文鏡など23面が発見された。 (西北200mほどにある黒塚古墳では、三角縁神獣鏡33面が出土している。)水銀朱は赤系の顔料として貴重なもので、鳥居などに塗られ自然界では際立つ色だ。 ただ、遺体を埋納した痕跡が無くて、行燈山古墳の陪塚とする向きもある。 <参考HP> 天理市>大和天神山古墳 奈良国立博物館>収蔵品データベース |