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渋谷向山古墳(景行天皇陵) しぶたにむかいやまこふん(天理市渋谷町・前方後円墳) |
(いずれも2020.2撮影) |
ホケノ山古墳の見学を終えて、山辺の道周辺の古墳群へ向かう。夫婦づれに伺った道を東に辿って雰囲気のよい家並みを進んでいたら、山辺の道の一角に出た。日本最古の道には無人販売が多くて、ミカン一袋100円也だ。 ただ、渋谷向山古墳の拝所は国道169号沿いにあるので一旦、山辺の道を離れて西に向かう。 後円部から前方部へ濠に沿って進む。フェンスが地形に合わせて設置してあるので、三角形に見えるところが面白い。全長は300mを超えて、4世紀後半の築造である。濠の改修で円筒や蓋形(きぬがさがた)の埴輪が出土している。蓋とは貴人に差し掛ける傘。 上の小さな写真は右が山辺の道にあった道標、左が遠方から撮った拝所である。 渋谷向山古墳の見学を終えて、黒滝古墳を目指して国道を進んでいたら、白い鳥居の目立つ水口神社があり、東側の後背地が上の山古墳だった。 <参考HP> 天理市>渋谷向山古墳 天理市観光協会>景行天皇陵(渋谷向山古墳) 上の山古墳 うえのやまこふん (天理市渋谷町・前方後円墳) 渋谷向山古墳の前方部北側にあって、陪塚でも全長は144mを誇る。古墳は神社の裏で、木々によって墳形が確認しづらい。 駐車場にある案内板によれば、平成6年の調査で確認した周濠からは、多くの埴輪が出土した。そして、周濠への立入りには葺石が敷かれていたという。 なお、神社は見た目、裾あるいは周濠にあるようなので、古墳に含まれるかも知れない。 <参考HP> 天理市>上の山古墳 |