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佐間古墳群 さまこふんぐん (行田市佐間・前方後円墳1基、円墳14基) |
(いずれも2022.6撮影) |
さきたま古墳群には度々、訪れていても西どなりの佐間古墳群の存在を知ったのは最近だ。 諏訪神社には駐車スペースが無いので、行田市教育文化センターの駐車場を利用させて頂いた。当日は梅雨まえの穏やかな日和で、リサイクル品を収集する地元の方が数人みえるくらいだった。 地図は案内板から撮って、諏訪神社の写真を添付した。案内板は現在地のところにあって、標題は「諏訪山遺跡・佐間古墳群」だ。ただ、おもて(道路側)の、「日本遺産 足袋蔵の町 行田」のほうが目立っていた。 案内板によれば、諏訪山遺跡は諏訪神社周辺の南北に拡がる、縄文から近世の集落遺跡・古墳群で、佐間古墳群には周辺の大日塚古墳、大人塚(うしづか)古墳も含まれる。 佐間古墳群は大日塚古墳(6世紀前半築造、径18m)を皮切りに、7世紀前半まで築かれた。15回に及んだ調査では、前方後円墳1基(大人塚古墳で6世紀後半築造、墳丘長37m)のほか、多くの円墳が確認されているが、大日塚古墳以外はすべて削平されたという。 諏訪神社の敷地は盛上がりもあって、いかにも神社古墳の様相を呈している。『埼玉の古墳 北埼玉・南埼玉・北葛飾』(塩野博著)でも諏訪古墳として紹介しているが、上の地図には掲載されていない。調査されていないのかも知れないが、古墳だとする確証も(個人的に)無い。なお、大人塚古墳の場所にはいまスバルのさきたまガーデンがあり、Tー1ジェット機が恐竜模型2体とともに佇んでいた。(埴輪のレプリカもあれば良かったのに。) <追伸> 後日、さきたま史跡の博物館を訪れた際に、ちかくの観光物産館さきたまテラスで行田市教育委員会発行のパンフ『行田市の遺跡D諏訪山遺跡(佐間古墳群)』を、手に入れた。諏訪神社の盛土については、「…大正時代に塚を崩して盛り直したとの話があり、隣接地の発掘調査等でも古墳周溝等は検出されていません」と述べられていた。 |