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宮塚古墳 みやづかこふん (熊谷市広瀬608・上円下方墳・国指定) |
(いずれも2018.12撮影) |
新幹線の高架を挟んで、熊谷さくら運動公園には屋内プール・アクアピアがあり、駐車スペースは広い。そして、耕作地の間をぬけ、木々の下に佇む宮塚古墳へ向かったら、鳥の鳴き声が師走の澄んだ空に響いていた。 宮塚古墳は広瀬古墳群に属する。上の大きな写真は広瀬4号墳から撮ったもので、右に新幹線が写っている。新幹線からも見える古墳なのだ。 写真では木が邪魔をしているが、現地で上円部を一周すれば上円下方墳という珍しい墳形を実感できる(発掘調査されていないので、墳形が正式に確認されたわけではない)。しかも、葺石の一部を確認でき(左上の小さな写真)、墳頂には白い祠もあった。 案内板では、上円部は直径約10m、短径約8m、高さ2.15mとわりに小さく、形が理解されやすいのかも知れない。築造は7世紀末で、終末期古墳である。 いままで見学した上円下方墳は山王塚古墳(川越市)、武蔵府中熊野神社古墳(府中市)で、この辺りに天皇陵古墳はないので、有力豪族のものかな? そして、左下の写真で、耕作地の水路に渡されているのは果たして石室の石材かな? <参考HP> 熊谷市>宮塚古墳 |