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山王塚古墳 さんのうづかこふん (川越市大塚1-21-12・上円下方墳・国指定) |
(いずれも2018.5撮影) |
西武新宿線の南大塚駅から歩いて20分ほど。車であれば、ちかくのマツモトキヨシやニトリの駐車場を利用したらよいでしょう。 山王塚古墳は木々が生い茂っていて墳丘は分かりづらいが、一周すればなんとか上円下方墳だと感じられる。 案内板では、18基ある南大塚古墳群のなかで最大で、方形部の一部の幅は63m、円形部の径は47m。先日、訪れた同じ上円下方墳である武蔵府中熊野神社古墳よりは大きい。そして、お金をかけて復元した古墳よりは、こちらのほうが時を経た風情がある。ただ、バッテリーが捨ててあったのは残念だ。 上段の写真で鳥居の奧、墳頂にはサルと縁のある山王社があって、左手の石碑には見ざる・言わざる・聞かざるの3匹のサルが彫られているので、庚申塔だろう。下段の写真は裏からの上円部である。 なお、3月25日付け朝日新聞は「国内最大の上円下方墳 石室建材お取り寄せ」として、以下の内容を述べていた…2月にかけての調査で、石室の側壁は角閃石安山岩で榛名山にちかい利根川上流から、柱石は緑泥片岩で秩父から運ばれたのではないか。 <参考HP> 川越市>国指定史跡・山王塚古墳について カワゴエール>山王塚古墳 |