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南羽鳥古墳群 みなみはどりこふんぐん
(成田市南羽鳥・前方後円墳5基、円墳30基、方墳3基)
南羽鳥古墳群(成田市)
(いずれも2025.12撮影)
龍角寺古墳群を見学したからには、ムササビ埴輪が出土した南羽鳥古墳群も訪れたかった。グーグルマップのピンが指したところは、狭い舗装道路の脇、車止めを少しばかり入ったところだ(下段の写真)。
林のなかに前方後円墳や円墳らしき盛り上がり(上段の写真)が木洩れ日に照らされ、ひっそりと佇んでいた。
下総歴史民俗資料館で撮った、航空写真の道なりをグーグルマップと比較したら、いずれもムササビ埴輪が出土した正福寺1号墳ではないようだ。雰囲気だけでも味うしかない。
航空写真はこちら(PDF)。写真には「正福寺1号墳(円墳/写真一番上)」と付記されている。平成元年から始まった発掘後まもなく撮影されたと思われ、露わになった地べたは原始の林に戻ったか、杉を植林されたか。それとも、ゴルフ場になったのかな。

正福寺1号墳のムササビ埴輪ほか(成田市)現地には案内板は無く、資料館にあった『資料館だよりNo.8』(平成28年3月)が南羽鳥古墳群と、ムササビ埴輪が出土した正福寺1号墳に触れていた。
南羽鳥古墳群はゴルフ場の造成をきっかけに発掘調査を実施、築造は6世紀。
正福寺1号墳は高さ1.7m、径20.5mの円墳で、ムササビ埴輪のほかにマガモやボラなどの動物埴輪も出土した。このムササビ埴輪は滑空する姿を写実的に表現していて、ほかには無い一点ものだ。
なお、円筒埴輪や人物埴輪を含めた、埴輪のほとんどが二重周溝の、内側の溝からの出土で、墳丘から転げ落ちたと思われる。動物埴輪の写真は、下総歴史民俗資料館(無料)で撮った。
ムササビ土器(水子貝塚展示館、富士見市)
以下、余談1。ムササビ埴輪があれば、ムササビ土器も。富士見市(埼玉県)の水子貝塚を訪れて展示館で見学したが、実際には人とイノシシの顔らしい。写実とデフォルメ、古墳対縄文の時代対決は面白い。
余談2。下総歴史民俗資料館に向かうときに、利根川の側道を通ったが、群馬県の平地を流れる利根川と比べ川幅の広さに驚かされた。河川敷が見えないほどなのだ。さすが、流域面積日本一の坂東太郎であった。
<参考HP>
成田市>南羽鳥正福寺遺跡第1地点1号墳出土埴輪