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権現山古墳 ごんげんやまこふん
(伊勢崎市波志江町 グリーンパーク内・前方後円墳)
権現山古墳(伊勢崎市)
(いずれも2024.3撮影)
『群馬県古墳総覧』では権現山墳と記載され別名、三郷村67号古墳(66号古墳がお樫稲荷古墳)。市内にはほかに権現山古墳「群」があるので、ご注意を。そして、現状は△でも、実際に現地を見学した限りでは、どこが墳丘なのか確実な決め手が無い。
青少年育成センターの北にある、グリーンパークは緑ゆたかな公園というが、雪も降って冬枯れの様相を呈している。駐車場はいずれにも用意され、公園にはトイレがあって都合がよい。

権現山古墳(伊勢崎市)グリーンパークは小さな起伏が入り組んで、どこに全長76mほどの前方後円墳が佇んでいたのか確認できない。
雪の写っている、上の写真は公園に足を踏み入れてまもなく、東西に延びる盛上がりを撮ったもので、これが墳丘跡らしい。

では、素人の考えを。西側に三角点がある(左下の写真)。三角点といえば高所に設置されるので、ここが前方部か後円部の墳頂だったかも知れない。(この三角点は通常のものと異なり、地面に埋め込まれ水準点のようだった。)
ここから北に存在する盛上がりはまるで墳丘、裾のようで大きな石がいくつも置かれ(左上の写真)、古墳の雰囲気が漂っている。この南北に延びる2つの盛上がりが前方後円墳の主軸ではないか…、と思っていたら雪が激しくなって早々に退散する。積雪まえに撮影できてよかった。