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円福寺茶臼山古墳 えんぷくじちゃうすやまこふん (太田市別所町599ほか・前方後円墳・国指定) |
(いずれも2019.3撮影) |
円福寺に近づくにつれて、お年寄りたちの歓声が聞こえてくる。平坦な境内を一杯につかって、ゲートボールに興じている。墳頂に至る階段のまえでは、門に向かってボールを打つ構えをされる方も…、こちらはその階段を上りたいのですが。 左上の写真は、門のちかくにあった円福寺周辺案内図で、右側が北になる。 新田荘遺跡として知られ、ここには円福寺と十二所神社がある。左中の写真は左が千手観音堂で、右奧には後円部墳頂ちかくの十二所神社がある。 前方部には、歴代住職の墓所があった。そして、裾には、新田氏累代の墓と伝えられる20基の石層塔や五輪塔群が覆屋のなかで大切にされている(左下の写真)。 さて、円福寺茶臼山古墳は、2段築成の全長168m。築造は5世紀前半ころだ。地名から、別所茶臼山古墳とも呼ばれる。 群馬県内では210mの天神山古墳、171.5mの浅間山古墳に次ぐ大きさだ。ただ、墳丘を削って建物がたち、木も林立して、全長168mをあまり実感できなかった。 上の大きな写真は後円部を裏から写したが、落ちていた川原石は葺石だろう。左上に鳥居があるので、十二所神社への参道になるのかな。周溝はほとんど埋まっていて、こちら(北側)に名残りがある。墳丘からは円筒埴輪がでているが、主体部は不明である。 <参考HP> 太田市>円福寺茶臼山古墳 |