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荒子杉山古墳 あらこすぎやまこふん (前橋市荒子町1188-19ほか・円墳・市指定) |
(いずれも2018.12撮影) |
案内板によれば、旧荒砥(あらと)村では365基の古墳を記録していて、荒子杉山古墳は記念すべき1号古墳だ。 多くが耕作地のために削平されて消滅し、この古墳も東側を25%削られたのに、よく生き残ったものだ。 直径は30mで、両袖型横穴式石室は発掘調査され截石切組積(きりいしきりくみづみ)と判明した。 いまは周囲を住宅に取り囲まれ、辿り着くにはひと苦労するだろう。墳丘に上ってみたら、まだ新しい大きな切り株があった。案内板にはその木の写真が載っていて、古墳探しの目印になるほどの大木だ。ただ、杉ではないようだ。 古墳の裏側には石が敷かれていて(右上の写真)、一部は石室の石材だったのかも知れない。 荒砥村の古墳について 荒砥村は城南村の前身で、いまは前橋市に編入している。城南とは城の南ではなく、赤「城」山の南である。村には古墳が数多くありすぎて、1年365日と同じ365基で記録を止めたという。このウソのような話しがパンフ「赤城山南麓の古墳」(前橋市教育委員会)に述べられていた。以下、見学した古墳をナンバーの順に。 1号古墳………荒子杉山古墳(上記の古墳) 44号古墳……大黒塚古墳 122号古墳…伊勢山古墳 150号古墳…荒砥富士山古墳 301号古墳…今井神社古墳 336号古墳…少将塚古墳 344号古墳…おとうか山古墳 354号古墳…御殿山古墳 |