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35.レターパックの変遷
    EXPACK500→350・500
    →ライト・プラス
レターパックって?
レターパックには350と500があり、それぞれ価格をあらわしていて、郵便局で350円か500円を支払って、専用封筒をもとめる。コンビニでも売っているところがあるらしい。
全国一律料金で、窓口に行かなくても大きな郵便ポストであれば入れられる。
レターパック350・500写真の左が350、右が500で見た目は変わらない。違いは350が普通の郵便と同じように郵便受けに投函されるのに、150円高い500はゆうパックのように判子か署名を必要とするので、対面手渡しだ。
ほかに、350は厚さ3センチまで。以前、書籍を送ろうとしたところ、しっかり厚さを調べられた。
同じように郵便受けに投函されるクロネコヤマトのメール便はレターパックより安いが、2センチまでだ。3センチは魅力的な厚さなので、送る物の厚さによって使い分けられる。つまり、メール便に対抗してできたのがレターパック350だろう。

なお、レターパックの前身の、EXPACK(エクスパック)500はレターパック500と商品設計がかわらない。2010年3月で販売が中止されたが、こちらの専用封筒のほうが頑丈で使いやすかった。

レターパック350の配達3ケース
もう一度、確認すると、レターパック350は郵便受けへの投函が原則だ。
ところが、配達される350には3つのケースがあった。
1.郵便受けに投函
これは原則通りで問題はない。イレギュラーなのは、つぎの2つのケースだ。
2.新聞受けに投函
レターパックは専用封筒といってもA4サイズとかなり大きいので、郵便受けにはなかなか収まらない場合がある。このとき配達員はどうするか。むりやり押し込んで済ませる者のほか、新聞受けに投函してくれる者もいる。団地では階段を上がらなければならないので大変だ。(団地では1階の入口に各世帯の郵便受けがまとめて並んでいて、新聞受けは各世帯の玄関扉にある。)
3.対面での手渡し
第2のケースと関連するが、新聞受けに投函せずにピンポンして、「これは判子は要らないんですけど」と手渡してくれる親切な配達員もいる。また、書留などの配達のついでに手渡してくれる場合もあった。
問題なのは、350なのに不在通知を残して持ち帰ってしまう場合だ。以前、不在通知があったので再配達をお願いしたら350だった。繰り返すが、350は郵便受けへの投函が原則だ。配達員の単なる勘違いか、勉強不足か。いずれにしても、うえの写真を見てわかるように専用封筒がよく似ている。

新たなレターパックが誕生
レターパックライト・プラスレターパック350と500は体裁や色がほとんど同じなので、配達員も混乱していたのだろう。そのためか2012年5月に、名前も新たに青基調の「ライト」、赤基調の「プラス」が発売になった。


(2012年6月 中山)

<追記>1.消費税UPによりライト360円、プラス510円に。
.2015年3月でクロネコヤマトのメール便は廃止された。
3.2015年4月からスマートレターの販売が始まった。レターパックと同じように専用封筒をもとめるが、大きさが半分のA5サイズと小さいせいか価格は180円だ。ただし、厚さは2センチまでで、追跡サービスはない。
4.プラスは近県であれば翌日午前の配達を守って欲しい。最近、午後配達が何回もあり、時間指定ができる宅急便コンパクトを利用せざるを得なくなる。

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