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天台古墳・上蟹沢2号古墳 
てんだいこふん・かみかにさわにごうこふん

2年以上まえに渋川市との堺の、吉岡町北部にある夫婦石東古墳上野3号古墳を訪れた。その際、天台古墳は見つけられなかったので再チャレンジだ。そして、少し離れた上蟹沢2号墳も見学する。
上野3号古墳の頁で述べた、発掘調査(渋川市側)の跡は更地に戻され、大きな黒い袋がいくつも残されていた。下のマップに添えた写真は、道路右側の、東から西に延びる跡地を撮ったもので、左側(南)の林が吉岡町になる。
天台古墳・上蟹沢2号古墳ほかマップ(群馬県吉岡町)
(いずれも2024.4撮影)
(地図は国土地理院の電子地形図に写真、文字、引出し線を追記)
天台古墳(群馬県吉岡町小倉天台・円墳)
天台古墳(群馬県吉岡町)
前回と同じく、道路から見ても径10mの墳丘は全くわからない。なので、一帯の林を歩き回ってやっと見つけられた。参考にしたグーグルマップが指し示した場所とは、西に100mほど離れていた。場所が違っていたのは、馬頭塚古墳群馬県榛東村)に続いて2基目。小生が作成したマップに、ミスが無いのを願うばかりである。
横穴式石室は、道路と反対側の南向きに開口していた。別名、明治村281号古墳。明治村は昭和30年、駒寄村と合併して吉岡村に。

上蟹沢2号古墳(群馬県吉岡町小倉上蟹沢・円墳)
上蟹沢2号古墳(群馬県吉岡町)
こちらは三叉路沿いにあって場所はわかりやすいが、高さがあるので墳丘を駆け上った。落ち葉の降り積もった円墳の径は、『群馬県古墳総覧』によれば10〜15mで、明治村149号古墳。ただ、石室内部に虫が飛び回っていて、夏場は避けたほうが良いかも。

マップに載せた古墳はいずれも案内板や標柱が無い。なので、林のなかを宝探しのように歩き回らなければならない古墳もある。しかも石室は道路と反対側、南向きに開口している。
ただ、石室が開口しているおかげで古墳と確認できる。(夫婦石東古墳は開口していないが、工場のまえにあるので場所はすぐわかる。)