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霊符殿古墳 れいふでんこふん
(藤岡市藤岡・前方後円墳・市指定)
霊符殿古墳(藤岡市)
(いずれも2023.3撮影)
天龍寺は日蓮宗のお寺で、日蓮直筆の方便品十六字(市指定)が残されている。
霊符殿古墳は天龍寺の境内?にあって(所有者は天龍寺)、墓地ちかくの西側の駐車場を利用したせいか迷ってしまった。しかも、甘川町の公会堂(集会所?)から社殿(霊符殿)の正面に向かったら(左下の写真)、石室は無い。やむを得ず裏側に墳丘を下りたが、裏にも階段があるのをあとで気付いた。

霊符殿古墳(藤岡市)石室まえの梅の花は散り、ダイコンソウが紫の花を咲かせていた。
案内板には「径33m、高さ5.9m」とあるだけで墳形がわからない。見た目は円墳でも、『群馬県古墳総覧』では前方後円墳だという。どうやら、側を走る八高線によって削られたようだ。
模様積みの石室は横穴式両袖型で南に開口し、全長は9mを超える。古くから開口しているので副葬品は不明で、6世紀後半以降の築造という。別名は、藤岡町7号古墳。
なお、石室は鉄柵で保護されている。模様積みについては、同じ藤岡市内の伊勢塚古墳を参照して下さい。
<参考HP>
藤岡市>霊符殿古墳