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伊勢塚古墳 いせづかこふん
(藤岡市上落合岡318ほか・円墳または不正八角形墳・県指定)
伊勢塚古墳 (藤岡市)
(いずれも2019.4撮影)
古墳まで小道が続いているが、ローソンが向かいにあったので駐めさせてもらった。ただ、模様積みの石室があるのは事前にわかっていたのに、肝心の懐中電灯をわすれてしまった。そして、藤岡市内でも最大級の石室(全長8.9m)を小型デジカメのフラッシュで、なんとか撮れた。

伊勢塚古墳の石室(藤岡市)

伊勢塚古墳の石室(藤岡市)伊勢塚古墳は両袖型の横穴式石室が南に開口して、石積みに特徴がある。模様積みの石室は珍しく、はじめての見学だった。
案内板では「玄室は流麗な曲線を描く胴張りプランで、模様積み(珪岩質の転石を中心に片岩製の棒状の石を配する)と称される独特な石積み技法で、ドーム状の構造になっている」と説明している。
小石は平たいと落ちてくるので、棒状の石を差し込んでいるわけだ。大きな石と小さな石がモザイク模様となって側壁を埋め、得も言われぬ小空間を形づくっている。右上の小さな写真は玄室から羨道部、開口部を望んでいる。(小型デジカメでは光の加減が悪いのか、うまく表現できないのが残念だ。)
羨道部は玄室にあった大きな平たい石はなく、中小の石がニョキニョキしていた。

なお、案内板は伊勢塚古墳を径27.2m、高さ6mの円墳改め不正八角形墳としている。藤岡歴史館のパンフをはじめ円墳とする資料もあって、どちらなのだろうか。
<参考HP>
藤岡市>伊勢塚古墳