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三河田大塚古墳 みかわだおおつかこふん
(佐久市三河田・円墳・県指定)
三河田大塚古墳(佐久市)
(いずれも2019.8撮影)
この三河田大塚古墳は、千曲川沿いの段丘縁ちかくにある。住宅街でも道路沿いに大きな茶色の案内板があるので、場所は意外とわかりやすかった。
そして、さきに訪れた耳取大塚古墳よりは雑草が目立たないので、県指定だけに定期的な管理をしているのだろう。案内板から古墳を取り囲む長い鉄柵に沿って進めば、横穴式石室が千曲川の方向(南側)に開口している。

三河田大塚古墳の石室(佐久市)まず、「石室内キケンなため 立入禁止!」の立て看板が目に付いたが、古びた2本のトラロープが張ってあるだけだ。立入禁止にしたければ、開口部にこそ鉄柵が必要なのでは。
困っていたら、天井石が一部無いのか大きな隙間があり、墳丘を上がってそこから玄室を撮影した(右上の写真)。
案内板によれば高さ5m、径30mほどの円墳は古墳時代後期の築造で、長野県内では大規模な石室を誇っている。玄室の長さ6m、羨道2.4m、石材は安山岩の巨石である。