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馬室埴輪窯跡 まむろはにわかまあと
(鴻巣市原馬室2914・県指定)
馬室埴輪窯跡(鴻巣市)
(いずれも2018.1撮影)
写真には写っていないが、「史蹟 馬室村埴輪窯址」という古びた石柱の記念碑があった。どう見てもここは窯跡をコンクリで被っただけの、平面的な史蹟だ。

案内板には、つぎのような説明があった。馬室埴輪窯は、本格的なのぼり窯で良質な埴輪(注:おもに小型の円筒埴輪)を多量に焼いていた。のぼり窯は5世紀半ばに朝鮮半島から伝わった新しい技術だ。
箕田古墳群をはじめ荒川流域の古墳では、ここで生産された埴輪が利用された。(ちかくの愛宕塚古墳でも利用されたのかな。)
埴輪窯跡は10基以上が確認されて、3基が保存のために埋め戻されている。写真の左下、斜めの実測図は案内板から撮ったが、窯跡に合わせて角度を調整した。そして、実測図では窯ごとに1、2、3と番号が振られている。