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富士塚古墳 ふじづかこふん
(久喜市菖蒲町上栢間・方墳)
富士塚古墳 (久喜市)
(2018.12撮影)
旧菖蒲町の栢間(かやま)古墳群は9基あり、この富士塚古墳のほかに、天王山塚古墳、打出塚古墳、No.2古墳、夫婦(めおと)塚古墳、No.6古墳、禿(はげ)塚古墳、芝原(しばら)古墳、本村(ほむら)1号墳で構成している。

富士塚古墳は県指定の天王山塚古墳とは異なり、標柱、案内板ともに無く、詳細は不明である。ただ、2つの石碑があって、墳頂の石碑には中央に「木花佐久夜姫神」と刻まれいかにも富士塚らしい。日本神話に登場するコノハナサクヤヒメは富士山の神だ。なお、裾の石碑には「馬頭観世音菩薩」と刻まれている。
方墳といっても、時を経れば円墳に見間違えるケースがある。写真ではわからないが、階段を上った墳頂からは小さな方墳の形がよくわかる。古墳の後ろは上越新幹線の高架で、背景として新幹線がくるのを待ったが寒くて諦めた。
そして、墳丘には小さな土の盛り上がりがいくつもあったので、モグラがトンネルを掘った跡ではないかと心配になった。