ホーム | 古墳 | 城郭 | 旧跡ほか

飯塚・招木古墳群 いいづか・まねき…
(秩父市寺尾・円墳)
飯塚・招木古墳群の地図(秩父市)
(いずれも2020.12撮影。地図は国土地理院の電子地形図に文字を追記)
秩父鉄道・和銅黒谷駅にちかく、荒川に架かる和銅大橋を渡ってまもなく、飯塚・招木古墳群の89号墳だ。
案内板は飯塚・招木古墳群について、墳形は一部に方墳の可能性があるものの円墳が主体で、現存径5〜27m、高さ1〜4mと述べている。この群集墳には、120基を超える古墳が確認されている。
なお、案内板は高価な黒御影石で、撮影者の姿が映り込むので、やっかいだ。

飯塚・招木古墳群89号墳と石室(秩父市)89号墳について。移設・復元された円墳で、鉄柵越しとはいえ、石室を見学できる(右の写真)。
「古墳復元について」と題する立て札では市道の敷設まえに発掘調査され、地元の希望もあってこの地に復元したという。径11m、高さ2.5m、石室の玄室長2.6m、羨道長2.4m。そして、89号墳によって、この群集墳は7世紀末から8世紀初頭の築造と推定できた。
なお、天井石は一部がコンクリ?で復元され、白く真っ平らである。

89号墳をあとに、もうひとつの案内板がある西(地図の左側)に向かう。
こちらのほうが、道の両側にいくつもの古墳を眺められ、群集墳といった様相だ(地図の下の写真)。どことなく、川角古墳群(埼玉県毛呂山町)と雰囲気が似ていた。そして、2つの案内板はいずれも黒御影石、文章も同じであった。
なお、荒川の東には和銅採掘遺跡があるので、時間が許せばどうぞ。
<参考HP>
秩父市>飯塚・招木古墳群