猿倉荘
猿倉荘の外観は、山小屋ではなくペンション風。下山後にビールで疲れを癒している登山者が何人かいたが、コチラはこれからが登りだ。
取り敢えず気休めに屈伸運動でもするか。イチ・ニ、イチ・ニ…。ついでにオシッコ、なかなか清潔なオトイレであった。
白馬尻荘
猿倉から1時間足らずで、白馬尻荘だ。ビールの350ミリは、350円だが我慢。
白馬尻小屋
白馬尻小屋には、大雪渓(右の写真)を望むテラスや望遠鏡が備え付けられている。そういえば、登山者らしくない観光客がウロチョロしている。
お花畑避難小屋
このお花畑避難小屋はまだ新しい。オトイレがあり用足しを勧めるガイドブックもあるが、実際には容量オーバーで使用禁止になっていた。
まるで、地図に水場とあるのに枯れていたようなものではないか! アテが外れた女性登山者はどうすればいいの?
白馬頂上宿舎
ビールの自動販売機があって、350ミリは550円。テント場からは若者たちが雪渓の水場に。
シーズンであれば、より混雑する白馬山荘を避けて、以前お世話になったココ白馬頂上宿舎に泊まるが、今回は余力を残して素通りする。人気の山域なのに、8月も末には登山者がチラホラなのだ。
白馬山荘
↑レストラン入口 ↑山荘の夕食(大食堂)
定員1500名の、日本一規模の大きい山小屋である。2食付で、8600円だから、1日の売り上げもたいしたものだ。遠くから眺めると翼を拡げた格好だが、登山ブームとともに継ぎ足した結果だろう。
白馬山荘には都会のビアホールのようなレストラン「スカイプラザ白馬」があって、天井が高く、テーブルや椅子もガッシリしたものだ。
ショートケーキを味わう女性登山者たちが多いけど、生ビールを注文する。中ジョッキが出てきて860円。なお、自販機の350ミリは600円で、ここで法則をひとつ紹介。宿泊料金と同じように「ビールの値段は標高に比例する」。
大食堂での夕食(写真参照)は、前菜を集めたようなものだが、量が少なく味もまずまずなので、残す人はあまりいなかった。
白馬大池山荘
三国境、小蓮華岳を経て白馬大池が見えてきた。その傍らに佇むのがこの白馬大池山荘。以前訪れたときはホッタテ小屋のオトイレで女性が行列をつくっていたが面目を一新、規模も大きく清潔になった。経営者の努力に敬意を表したい。
ここからは蓮華温泉、栂池コースにわかれる。今回は栂池に下ったが、蓮華コースよりも岩ゴロゴロの登山道がずっーと続いている。
栂池山荘(写真上) 栂池ヒュッテ(下)
栂池山荘、栂池ヒュッテと2軒並んで「山小屋はライバル」だ。
おちかくの栂池自然園はロープウェイで気楽に来られるので、たくさんの観光客が群れていた。
観光客向けの生ビールやアイスクリームのノボリはあるのに、ロープウェイ乗り場の案内がないのには困った。なので、いつも馬鹿にしている観光客の後を、トボトボついていった。
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