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北沢峠発の小屋 (2010.9撮影) |
仙水小屋 仙水峠南にある仙水小屋(右下の小さな写真)。登山者のあいだでは、「刺身がでる山小屋」として知られている。1泊2食付で6500円はかなりリーズナブルだ。定員は30名。完全予約制を採用していて、満員で予約を断られた者としてはぜひ、見たい山小屋だった。 ただ、ロープが張られて、「この小屋に公衆トイレは有りません」「準備中 立入禁止! 予約者はお入り下さい」と、2枚の札が下がっていた。これはお客様は予約者だけという意味かな? なお、写真は仙丈ヶ岳中腹から望む甲斐駒ヶ岳。 <北沢峠周辺> 大平山荘 登山当日は、北沢峠から10分下った、林道沿いの大平(おおだいら)山荘に泊まった。 正面の扉を開ければ通路の両脇が畳の間で、ストーブが焚いてあった。布団が無いと思っていたら、食事は低いテーブルが運び込まれて畳の上でするのだ。無いのは食堂だった。そして、食事のあとに布団が運ばれてくる。 家族経営らしく、給仕の間に山小屋仕事の貴重な話が聞けて、山行についてもアドバイスしてくれる。ビールは外の自販機で求めるが、ヘリで運ばないのに500円、酎ハイは400円。 就寝はかなりお早い7時で、ストーブの上のランプが、寝静まった部屋をかすかに照らしていた。オトイレは別棟で常夜灯が点いていた。 長衛荘 広河原からのバスが北沢峠に着いたら、目の前が長衛荘だった。林道を挟んだ反対に公衆オトイレがある。カンパは必要だが、水洗でペーパー付きだ。 木立ごしに見える長衛荘の外観は、ペンションのようだ。バス待ち用の長椅子から溢れたのか、この小屋のまえも登山者でいっぱいだ。そして、夜も外灯が煌々と点っていた。 <追記> 北沢峠こもれび山荘に名称変更。 北沢駒仙小屋 北沢長衛小屋改め、北沢駒仙小屋だ。北沢峠からは10分ほどで、広いテント場もある。なかでもモンベル製が目についたが、これほどのテントが張ってあると、宿泊者は少ないのではと気になった。 そして、南アルプスを開拓した竹沢長衛が最初に建てた小屋だけあって、爺のレリーフまえには花束が添えられていた。 <追記> 南アルプス市長衛小屋に名称変更。 <仙丈ヶ岳> 仙丈小屋 藪沢カールの好位置にあって、見上げれば仙丈ヶ岳の頂上は間近だ。宿泊者が到着する時刻なのだろう、従業員に料金を確認している登山者もいる。そして、小屋のちかくには赤岳展望荘のような風車がズラリと並んでいた。 聞いた話によると、仙丈小屋には高山病になった女性を背負子で下まで担ぎ下ろした猛者がいるらしい。 馬の背ヒュッテ 小仙丈あたりから藪沢方面をみたら、茶色い建物を確認できる。間近で確認した馬の背ヒュッテは2階建てで、意外に大きかった。 ヒュッテの周辺には、登山道脇にシカ避けのネットがある。環境省などが貴重な高山植物を守るために、ボランティアと設置した。 藪沢小屋 藪沢分岐から10分弱で、藪沢小屋だ。ワイヤーやロープで周りの木に結ばれていて、跨がないと通れない。 避難小屋という登山者もいるけど、食事無しの布団付き5000円、布団無しは4000円と掲示してあった。だけど、夏期以外には小屋番はいないらしい…、どうやって支払いをするのだろうか? 別棟のオトイレを開けると、携帯トイレ用の椅子があった(右の写真)。携帯トイレはいくつか小屋に用意してあって、代金200円を入れる箱がそのうえに乗っていた。 |