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金山(城跡)登山 (ブログをまとめて2017.7記) |
群馬県は太田市にある山城。平城にはない自然との一体感を味わえる。築城は1469年(文明元年)、天守閣はなく本丸跡が新田神社だ。 金山は標高239mなのに、ぐんま百名山だ。選ばれたのは、戦国時代に造られたこの金山城跡の存在が大きい。 昔むかし訪れたときより発掘がすすみ、整備されているようだ。 あやふやな記憶を辿れば、弓矢の材料を供給していた竹林が見当たらず、籠城にそなえた井戸は池とされていた。井戸は池のちかくにあった。 では、東武伊勢崎線・太田駅から頂上の新田神社までを、写真で時系列的に追ってみよう。(太田駅までは東武線のほか、JR高崎線の熊谷駅からバスで40分ほど。) ------------------------------------------ |
太田駅北口の新田義貞の像だ。建物右上には、SUBARUの文字。ここは北関東工業地域である。太田市には、スバル町という地名があって、富士重工業から名称変更したSUBARUに由来する。
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30分ほどで大光院へ。家康ゆかりのお寺で、先祖?の新田義重を祀るため呑龍(どんりゅう)を招いて建てた。大光院は「子育て呑龍」と親しまれている。登山口は大光院のうらにある。 |
意外に急な山道を1時間ほど登ると、建物が見えてくる。モータープール(駐車場)のトイレ(上が展望台)だった。ここからは平坦な道で観光客も多い。堀切や曲輪などを見ながら、新田神社を目指した。 |
二等三角点。ちかくには物見台があって、赤城山、榛名山、そして浅間山を間近に眺められる。 |
大手虎口の石垣はとても立派だ。写真の手前は月ノ池で、これも周囲が石で組まれていた。100名城スタンプのデザインはこの風景である。 |
新田神社てまえの大ケヤキ。樹齢800年で、幹周りは6.6mとかなり大きく、巨樹好きはたまらないだろう。そして、階段を登れば、頂上はそこだ。 |
頂上まではモータープールから20分ほどで、新田義貞を祀る新田神社がある。明治期の創建。そして、鉄柵で囲まれた、大砲の弾は箕輪城跡にもあったが、日露戦争勝利記念に奉納されたものか? 日本100名城のスタンプは、大手虎口石畳の階段を登った休憩施設にある。 それから、金山は「かなやま」と読む。帰りに立ち寄った、入場無料の史跡金山城跡ガイダンス施設では、「きんざん」と勘違いし学芸員の方が困惑していた。鉄が採れたくらいで、金は産出しないそうである。 |