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40.PETボトルのキャップ
ペットボトルのキャップ普段、何気なく手にしているペット(PET)ボトルのキャップ。3.11の大震災後、キャップが印刷されずに白地(無地)のままで流通していた。
最近は被災工場も立ち直ったらしく、白地のままのキャップはほとんどないが、ペット飲料を飲む度に、キャップのデザインが気になる。

地色は白色が基本で、暖色のオレンジ色はホット用、そして水色は冷凍用のようだ。緑はお茶に多く、ほかに赤色や黒色まである。
各社ともにデザインは豊富で、会社名、飲料の種類、商品名のどれかに絞って、意匠を凝らしている。面積が限られているので、小さな文字は効果がない。

写真をみて、皆さんはどのキャップがお好き?
個人的にはポカリスウェット。白地に青一色を使い、商品名を爽やかに表現してデザインも優れている。写真では2つあるが、書体が異なるのか文字の大きさが微妙に違っている。
つぎにコーラのキャップ。ペプシは長年の広告のおかげで、白地に赤色と青色のデザインが消費者の頭にすり込まれている。コークは赤地を使用して、目立つという意味で成功している。

写真中央に、伊右衛門(丸に茶)のキャップが3つあるが、書体と地色が異なるのは何故かわからない。新旧の違いか。その右隣で、青地の顔模様は文字がないので、「なっちゃん」とわかるだろうか。

(2014年5月 中山)