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箸墓古墳(大市墓)はしはかこふん (桜井市箸中・前方後円墳) |
(2020.2撮影) |
邪馬台国の女王、卑弥呼の墓かも知れないというので、ぜひ訪れたかった。奈良駅発の和歌山行き電車はワンマンの2両編成で、巻向駅は無人駅…、ずいぶん遠くへ来たものと実感する。 駅からは南に足をすすめ、箸中の交差点までくれば、箸墓古墳はまもなくだ。 隣接する濠、いや溜め池は、事前の調べとちがって干上がっていた。箸墓古墳の全長は270mを超えていて、後円部は5段、前方部4段で築成されている。写真の左が後円部、右が拝所(写真左下)がある前方部だ。 関東ではこの規模の古墳はお目にかかれない。3世紀中ごろ〜後半の築造というから、古い。最古の巨大前方後円墳か! いずれにしろ、ヤマト政権の誕生と発展に、大きな位置を占める古墳のようだ。ただ、2月にしては暖かな日和のもと、この古墳は池があるからいいんだ、と考えていた。 前方部の端に辿り着いたら、池沿いの道は閉じられていたので、拝所へ。拝所では5、6人の男性陣が記念写真を撮っていた。そして、池とは反対側の道を通ってホケノ山古墳へ向かった。 以下、余談です。後日、『箸墓幻想』(内田康夫著)を読んだら、ホケノ山古墳から出土した画文帯神獣鏡は箸墓古墳から盗掘されたものになっていた。フィクションでも人気作家の浅見光彦シリーズは、古墳に興味を抱く人を増やすかも知れない。 <参考HP> 桜井市観光協会>箸墓古墳(桜井市箸中)陵墓 |