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頼母子横穴墓群 たのもしおうけつぼぐん
(群馬県板倉町海老瀬頼母子5929・横穴墓・町指定)
頼母子横穴墓群と位置図(群馬県板倉町)
(いずれも2022.3撮影)
畑の後方で、緑色の金網フェンスが目立っているので場所はわかりやすい。しかも、覆屋まであって、横穴墓群を大切にしているようだ。ただ、正面から撮るとフェンスが邪魔をするので、斜め横からの写真になった。
現地の案内板と板倉町文化財資料館にあった説明文では、砂岩層をくり抜いた横穴墓は昭和2年、土取りのときに1号、2号が発見され現在、開口している。穴は2つでも、内部は繋がっているようだ。
昭和59年に確認されたのは、20m離れた個人宅内の横穴墓。ここは軟質の砂岩層のため、角閃石安山岩が敷き詰められていた。
築造は7世紀後半、吉見百穴長岡百穴古墳のように多くはないが、大切な文化財だ。

案内板、説明文では合わせて5基と述べている。『群馬県古墳総覧』で確認したところ、4号までしか無い。資料館に展示してあった頼母子横穴墓群位置図(昭和60年当時)でも5号は無い。ただ、3号の左隣には?があったので、ここが横穴墓なのかも知れない。
<参考HP>
板倉町>頼母子横穴墓群(たのもしおうけつぼぐん)