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総社二子山古墳 そうじゃふたごやまこふん (前橋市総社町植野368・前方後円墳・国指定) |
(頭椎大刀2021.11、ほか2017.11撮影) |
総社二子山古墳は全長90mの前方後円墳で、総社古墳群のなかでは最大だ。王山古墳のつぎ、6世紀後半に築かれた。 ネットでは立入禁止石室の写真があったが、現地では残念ながら確認できなかった。埋め戻したか、住宅が迫っているので見落としたかも知れない。 横穴式石室が2カ所あって、前方部は自然石、後円部は加工石が使われている。前方部石室からは頭椎大刀(かぶつちのたち)が出土したが、いま行方不明になっている。 ただ、この大刀の絵図(前橋市立図書館所蔵)をもとにしたレプリカが前橋市総社歴史資料館で展示されている。 絵図はリーフレット『東国の雄 総社古墳群』(前橋市教育委員会、右の写真)でも表紙を飾っていて、柄は銀糸が巻かれて金の装飾が施され、なかなかの大刀である。 以下、「太刀」と「大刀」の、点の有無についての余談。(反り返った)日本刀ができるまえの、古墳時代から奈良時代に使われた刀(直刀)に「大刀」をあてる。 <参考HP> 前橋市総社歴史資料館>東国の雄「総社古墳群」 前橋市>総社・清里の文化財を訪ねて |