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塩原塚古墳 しおばらづかこふん
(前橋市田口町582-7・円墳・市指定)
塩原塚古墳(前橋市)
(2018.12撮影)
国道291号にちかいのでファミリーマートのところで折れたら、入り組んだ狭い迷路に入り込んでしまった。この国道は以前、17号だったが上武国道の開通によって番号が3桁になり、通行量も少なくなった。

塩原塚古墳には案内板、標柱がある。昭和29年の調査で横穴式石室が確認されたが、ちかくの上庄司原2号墳と同じ、角閃石安山岩を使った削り石積だ。また、骨や歯のほか直刀、耳輪、馬具など多くの副葬品も出て、古墳名に土地所有者の名をつけたという。
石室を確認しようと直径14mの円墳を1周しても、花がつき始めた塩原塚古墳の実測図、土止め・葺石?(前橋市)椿などの木々、繁茂する笹が災いして見つけられなかった。ただ、側壁の崩落がはげしく土のうが詰められているという。
右上は、案内板から撮った石室の実測図だ。

古墳の裏側は石で土止めされているが(右下の写真)、これが案内板のいう1.3mの高さまで葺かれている自然石なの? 自然石もあるが、まるでお城の石垣のような石積みだった。
なお、石積みのある裏側は民家の庭で、見学には配慮が必要だ。
<参考HP>
前橋市>中央・南橘の文化財を訪ねて