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しどめ塚古墳 しどめづかこふん
(高崎市本郷町・円墳・県指定)
しどめ塚古墳(高崎市)
(いずれも2025.4撮影)
本郷塚中古墳群を後に、しどめ塚古墳に向かった。田園地帯を縫う小道を辿れば行けそうだったが、ナビの指示に従ったら遠回りになってしまった。
大木が墳丘に聳えているので、場所はわかりやすい。ただ、この県指定古墳には雑草が被っていて、夏場は悲惨な状況になりそうだ。そして、フェンスのてまえには「フンの後始末は義務です」と、榛名町時代の看板が立っていた。案内板や標柱は、写真の左手にある。

しどめ塚古墳(高崎市)案内板によれば、この円墳は径20m、高さ4m、2段築成、7世紀前半の築造で、両袖型横穴式石室の詳細を述べている。なので、石室内を確認しようとしたら、塚中53号墳(本郷塚中古墳群)と同じく、裾を巡るフェンスによって内部を確認できない。そして、ダイコンソウなのか、紫色の花が開口部を塞ぎつつある(左の写真、中央やや下に開口部)。
案内板はまた、羨道の前半と後半で石の積み方がちがい、しかも羨門だけに截石(きりいし)が使われているので、のちに羨道を延長したのではと述べていた。
フェンスは仕方無いとしても、せめて案内板には羨道など石室の写真を載せてほしかった。
<参考HP>
高崎市>しどめ塚(人見塚)