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本郷塚中古墳群 ほんごうつかなかこふんぐん
(高崎市本郷町塚中・円墳・市指定)
本郷塚中古墳群(高崎市)
(いずれも2025.4撮影)
この辺りも桜は散ったが、菜の花はまだ楽しめる。遙か遠くには、浅間山が雪を被っていた。お隣りではショベルカーが整地作業をしていて、農作業に励む方もいた。
本郷塚中古墳群の盟主は塚中53号墳。(『群馬県古墳総覧』では奥原53号墳。)墳丘の雑草は刈られて、管理は行き届いている。
古墳名に本郷を付けるか迷ったが、下段の2基は古墳名だけの、古い標識があって本郷無しである。ただ、塚中53号墳を守っているように立つ、石仏には本郷村と刻んであった。

案内板では本郷塚中古墳群は65基の古墳が存在していたが、いまでは30基に満たないという。53号墳は径25m、高さ5mほどで、群集墳のなかでは最大の規模を誇る。続いて主体部のおもな数値を述べているが、フェンスが裾を巡っていて、両袖型横穴式石室のなかを確認できない。残念。
なお、下段の写真は付近でたまたま見つけた2基。右が2号墳で、だいぶ削られているようでも、標識の下には石材らしきが残っていた。左の写真が6号墳で、左上に53号墳が顔を覗かせている。標識のほかには、不法投棄禁止の注意書きがあった。
付近をさがせば、まだ残存古墳を確認できそうだが、つぎに見学予定の、しどめ塚古墳へ急いだ。
<参考HP>
高崎市>本郷塚中古墳群