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境塚古墳 さかいづかこふん (藤岡市白石字根岸2671・円墳) |
(いずれも2019.4撮影) |
まえをいく路面清掃車はゆっくり作業をしている。境塚古墳を目指しているこちらも、ふじふれあい館周辺の藤の花が時期尚早で、庚申山へのハイキングもはやく終わって時間には余裕がある。 境塚古墳は国道254寄りの、北側の墳丘は墓地になっていた。上の大きな写真は、南に回り込んでお墓が写らないように撮った。 案内板が無くて詳しい情報が得られないが、墳頂には祠があり一段下がったところに横穴式石室が開口している。土砂が流れ込み、枯れ葉やゴミもあった。『群馬県古墳総覧』では、径23mの円墳で石室は両袖型横穴式。八幡塚古墳ともいわれる。 奧壁まで短く、羨道部は壊されている。凝灰岩の玄室は截石切組積で、奧壁上段の石材に明治43年の日付、名字、「古物ナシ」の文言が刻まれていたのには驚かされた(右下の写真)。 そして、見学を終えて白石稲荷山古墳に向かいはじめたら、件の清掃車がやってきた。 |