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お冨士山古墳 おふじやまこふん
伊勢崎市安堀町799・前方後円墳・市指定)
お冨士山古墳(伊勢崎市)

お冨士山古墳の長持形石棺(伊勢崎市)
(いずれも2018.2撮影)
「お」が付いて、なんとなく柔らかい語感のお冨士山古墳。墳丘の全長は125mで、前方部(上の全景写真右側)の一部は明治時代に両毛線工事のため削られている。そういえば、後円部の富士神社わきで長持形石棺を見学しているときも、電車の走行音が聞こえていた。

長持形石棺は大王クラスのもので、お富士山古墳のほか天神山古墳(太田市)にもあったが破壊されてしまった。そして、現地で実物を見られるのは東日本でここだけだ。ちなみに、古墳自体は市指定の史跡で、長持形石棺は県指定重要文化財である。
お冨士山古墳後円部(伊勢崎市)繰り返すがこの石棺の形が畿内の大王クラスの長持形であって、石材は群馬産である。右の写真の左上は石棺を保護する建物で、右下の平たいスラブは石室の材料かな。腰掛けではないでしょう。
<参考HP>
伊勢崎市>お冨士山古墳