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万福原古墳 まんふくはらこふん (安中市下秋間2097-2・円墳・市指定) |
(いずれも2021.10撮影) |
舗装してあるが、車はすれ違えない、丘陵の狭くて曲がりくねった道を上っていくと、いきなり平坦な耕作地に出た。そして、万福原古墳がネギ畑の向こうに、両袖型の横穴式石室を開口させていた。 万福原古墳の別名は、秋間村12号古墳。開口部のてまえには標柱と、野殿天王塚古墳と同じような手書きの案内板がある。 7世紀後半築造の円墳で、残存径12m(復元径20m)、高さは3mと述べ、石室の状態を詳細に説明している。 続いて、秋間石(溶結凝灰岩)の截石切組積の石室は、秋間川流域の丘陵地に分布しているが、なかでも万福原古墳の状態は良好と結んでいる。 左上の写真は奥壁で、思いもよらぬ立派な一枚岩で驚いた。巨石を、丘陵の頂上あたりまで修羅で運ぶのは大変だ。それとも、古墳のちかくにあったのかな。案内板によれば玄室の高さは2.9m、奥幅2.1m。なお、奥壁下部の緑色はコケである。 左下の写真は開口部を望んでいて、床の緑色はシダ植物である。 <参考HP> 安中市>安中市内指定文化財の詳細 |