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黒岩横穴墓群 くろいわおうけつぼぐん (埼玉県吉見町黒岩・横穴墓群・県指定) |
(いずれも2020.12撮影) |
八丁湖には昔むかし、ポンポン山へのハイキングを兼ねてボートを漕ぎに来たが、いまは一隻も見当たらず廃止になったようだ。一周2キロほどの散歩コースを、中高年の皆さんが歩く傍らで、カモは羽を休め、カワウが飛び回り、カラスは騒いでいた。 黒岩横穴墓群はこの八丁湖を巡るコースの、公衆トイレを折れた谷沿いにある。 ヘビ注意のイラスト看板はあっても横穴墓群がわからず、通りがかりの方にお尋ねして斜面に近づいたら確認できた。 斜面を枯れ草や落ち葉が被って、駆除がやっかいな竹も見受けられた。夏には、穴は見えないかも知れない。 錆び付いた看板は「きけん!! このなかに はいっては いけません!!」と読める。 案内板によると明治10年、横穴16基が発見され、5つの谷の斜面で500基を超えるのではないかという。通称十六穴は、ちかくの吉見百穴より大規模な横穴墓群だった。(いま確認されているのは30数基。) また、原伏見稲荷神社の赤い鳥居ちかくには、べつの案内板がある。枯れ草が掛かって見づらいが、黒岩横穴墓群は古墳時代後期の築造。16基からは土器、金属器、玉類のほか人骨も発見され、横穴は古墳と同じように、羨道、玄室から構成されているという。(柵があって暗い内部を確認できない。) なお、3枚組写真の右下は、神社へ上る際にあった史蹟黒岩横穴墓群と刻まれた石柱である。 <参考HP> 吉見町>黒岩横穴墓群 |