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岩鼻古墳群 いわはなこふんぐん (東松山市松山・いずれも円墳) |
(蛇行剣は2019.6、ほかは2024.1撮影) (地図は国土地理院の電子地形図に青い文字と引出し線を追記) |
吉見百穴に行く機会を利用して、まだ見学していない古墳を調べていたらちかくに岩鼻古墳群があって、当日は現存が確認できる3基を訪れた。いずれの古墳も標柱、案内板は無く、古墳特有の盛上がりがあるだけ。唯一の見どころは、菅原神社古墳の石室跡である。 ただ、東松山市埋蔵文化財センターで以前、岩鼻16号墳から出た蛇行剣を撮っておいた。富雄丸山古墳(奈良市)の蛇行剣ほど大きくはないが、東日本の出土は珍しいという。 岩鼻6号墳 岩鼻6号墳と5号墳は野球場と庭球場の、第2駐車場の敷地にあるので、車で訪れる見学者には都合が良い。見学日には、テニスに興じる姿が下方に見えた。 径16mの6号墳には石塔のようなものが立っている。いつの時代のものか、元号が彫られていないか調べても確認できなかった。写真は東側から撮って、西側に回ったらコンクリの板で土留めされていた。 岩鼻5号墳 5号墳には、駐車場への小さな案内板が立っている。径20mを超える円墳で、生け垣のような植え込みがあるので墳丘が一回り大きく見える。そして、一周しようと進んでみたら、鉄工場で行き止まりだった。 菅原神社古墳(岩鼻13号墳) 菅原神社古墳へは駐車場から200mほどなので、散歩がてら歩いて向かった。歩道から径16mの墳丘が見えてもショートカットできずに、神社の正面まで回る。菅原の名前が付くだけに、社殿のまえに鎮座するのは狛犬ではなく、お約束の牛であった。(菅原道真と牛は関係が深い。) 13号墳は社殿の裏にあって、木々が切られ墳丘にも切り株が残されていた。凹んでいる、石室の跡らしきにも大小の石が残され(写真参照)、これらから往時の様を思い浮かべるしかない。 |