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宝塔山古墳 ほうとうざんこふん (前橋市総社町総社1606・方墳・国指定) |
(いずれも2017.10撮影) |
宝塔山古墳は愛宕山古墳に続いて7世紀中葉に築造された、総社古墳群のひとつだ。この古墳は関ヶ原の戦功で総社領を与えられた秋元氏の歴代墓地になっている…、古墳を江戸期に再利用したわけか。地元では秋に、秋元まつりを催している。 横穴式石室はうらの南側にある。截石切組積(きりいしきりぐみづみ)で造られ、漆喰で白く塗られている。左の写真で、白く写っているところがその痕跡かな。 また、石棺の底部を脚のように切り抜いた格狭間(こうざま)は、仏教の影響らしい。聖徳太子が摂政になったのは593年だから、すでに飛鳥時代になって久しい。 なお、この家形石棺のレプリカが、お隣の総社歴史資料館に展示してあった(ちかくなので、現物を見学したほうがよいと思うけど)。 <参考HP> 前橋市総社歴史資料館>東国の雄「総社古墳群」 前橋市>総社・清里の文化財を訪ねて |