ホーム | 古墳 | 城郭 | 旧跡ほか

飛鳥山1号墳 あすかやまいちごうふん
(東京都北区西ケ原2-16飛鳥山公園内・円墳)
飛鳥山1号墳(東京都北区)
(いずれも2019.1撮影)
赤羽台第3号古墳石室の見学を終えて、飛鳥山へ。高台にある飛鳥山公園は風が冷たく、人影は少ない。桜の季節を迎えるまえの、一時の静けさだ。古墳も墳丘を露わにして迎えてくれる。

飛鳥山1号墳の墳頂、石室(東京都北区)旧渋沢庭園内にある径31mの円墳は、古墳時代後期の築造だ。案内板によれば、平成元年の調査で幅3.8mの周溝、平成5年の調査では切石を使った横穴式石室が確認され胴張型と判断されたという。大刀の破片、耳環などが出土している。
左上の写真は墳頂の様子で、吉宗の時代から桜見物の人々で踏みしめられたのか、地面が固く凹んでいる。左下の写真は、案内板から撮った石室の全景だ。
公園内には、ほかにも周溝が確認されていて、いかにも古墳といった土の盛り上がりがいくつもある。

帰りはアスカルゴ(飛鳥山モノレール)を利用したが、待ち時間を含めて考えたら階段を下りたほうが早い。飛鳥山とエスカルゴ(カタツムリに似た外観)をかけて、アスカルゴ。見学日には、北区出身の倍賞千恵子さんのアナウンスが流れていた。