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石舞台古墳 いしぶたいこふん (奈良県明日香村島庄・墳形不明・国指定) |
(いずれも2020.2撮影) |
古墳見学に入場料を払ったのは、初めての経験だった。飛鳥の観光コースに組み入れられ仕方ない。一般は300円で、JAFカードを見せて本人50円引き。なお、敷地外からは生け垣のような木立が邪魔して、石舞台の上部しか見られない。 石舞台古墳はどうしても見学したかった。関東の石舞台といわれる八幡山古墳石室(行田市)と比べて、本家はどうであろうか。 離れて見たら、いも虫くんのようであった。盛り土は失われ、両袖式の横穴式石室が露わになっている。 案内板は、昭和8年の調査で一辺55mの方墳または上円下方墳で、石室は玄室長7.8m、幅3.4m、羨道長11.5m、幅2.2mという。 本家は素晴らしかった。30数個の石は一つひとつが大きくゴツくて、最大の天井石は77トン。石室内の高さも圧倒的だ。案内板に高さが無いのは残念だが見た目、5mくらいありそうだ。 石室内は広く太陽光が漏れているので、閉塞感は無い。 そして、排水溝も確認できた。玄室内は床の周囲を巡り、羨道へは一本になって床中央に導かれる仕組みだ(右上の写真)。蘇我馬子の墓ではといわれる。 <参考HP> 飛鳥歴史公園>石舞台古墳 明日香村>石舞台古墳 |