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舞木城・赤岩城 
群馬県の南東部にある千代田町。人口は1万人を超え、広大な売り場を誇るジョイフル本田には利根川を越えて埼玉県からも客を集める。この地の城跡を2つ訪ねたが、いずれも往時の面影は無かった。

舞木城
 まいぎじょう
(群馬県千代田町舞木・平城)
舞木城(群馬県千代田町)
(いずれも2020.4撮影)
舞木城址はいま公園になっていて、城郭としての痕跡はなにも無い。遊んでいる子どもたちもいない。
公園内には、藤原秀郷公誕生之地という石碑が建っている。揮毫は荒木貞夫(陸軍大将)で、秀郷は平安時代の武人だ。弓の名人といわれて、平将門の乱を鎮圧した。別名は俵藤太(たわらのとうた)、ムカデ退治で知られる。
秀郷誕生の地だという確証は無い。ただ、舞木城を築城したのは確からしく、子孫が長らく居城している。

赤岩城 あかいわじょう
(群馬県千代田町赤岩・平城)
赤岩城(群馬県千代田町)舞木城址からは、田山花袋ゆかりの割烹などを見ながら歩き、15分ほどで光恩寺に辿り着いた。
赤岩城の跡地はいま光恩寺の敷地になっていて、山門まえの道路沿いが堀跡である。小さな橋が架かっていて、少しばかり低いのがわかる。
赤岩城は佐貫嗣綱が鎌倉時代に築造し、子の代に城を代えている。光恩寺の境内には赤岩堂山古墳があり、前方部で子孫の赤井照光の墓碑と五輪塔を見学できる。
<参考HP>
WEB GUNMA>舞木城址(千代田町)
千代田町>郷土の偉人たち(赤井照光・藤原秀郷)