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吉良上野介陣屋 きらこうづけのすけじんや
藤岡市白石・陣屋)
吉良上野介陣屋(藤岡市)
(いずれも2023.3撮影)
喜蔵塚古墳を見学したあとで、100mしか離れていない吉良上野介陣屋の跡地に寄ってみた。
忠臣蔵で知られるのは上野介義央(よしなか)で、祖父・義弥(よしや)の時代、家康から白石村に740石の所領を拝領したので、陣屋を置いて治めさせたという。
吉良氏の本領は三河(愛知県の東)なので、藤岡市に陣屋があったとは、群馬県人でも知る者は少ないのではないか。いまは案内板と「吉良上野介館址」という手書き標柱があるだけで、一面の耕作地(空地かも)になっていた。

唯一の遺構が道路を隔ててあった井戸で、上野介の産湯を汲んだといわれている。飲料には適さない井戸を、左下の写真のように大切に保存してあった。
そして、金網越しに覗き込んでも、いまも湧いているのか暗くてわからなかった。