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陸軍造兵廠(ぞうへいしょう)
川越製造所の境界杭

(ふじみ野市長宮1-2-11 ふじみ野市立上福岡歴史民俗資料館)
 陸軍造兵廠川越製造所の境界杭(ふじみ野市)
(いずれも2019.7撮影)
上福岡歴史民俗資料館に立ち寄るまえに、権現山古墳群を訪れた。古墳群の東入口にあった案内板から、左上の造兵廠全景の写真を撮った。 
下の2つは、資料館に保存されている、東京第一陸軍造兵廠川越製造所の陸軍用地境界杭だ。左の杭は門を入って左隅の、石灯籠の脇にあり、右は入口てまえに置かれていた。
なお、川越製造所といっても旧福岡村にあって、いまの、ふじみ野市域である。
資料館は製造所があった敷地からは外れているので、いずれの杭も移設されたものと思われる。
そして、玄関を入ると製造所のミニチュア模型があって、驚くほど建物が多い。爆発事故が起こったときに、被害を最小限に抑えるためかな。この製造所は火工廠と呼ばれ、陸軍の爆薬工場である。
資料館でいただいたリーフレットを読んでみたら、昭和12年の開場から終戦までに最大600棟以上あったという。ちなみに、敷地は約16万5千坪、従業員は学徒や勤労動員も含めて数千人である。リーフレットは、下記の<参考HP>からダウンロードできる。
戦争遺跡を見学したのは東京砲兵工廠銃砲製造所以来である。そして、ふじみ野市内には陸軍用地境界杭はほかにいくつかある。
<参考HP>
ふじみ野市>造兵廠と大井倉庫