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勝呂廃寺跡 すぐろはいじあと (坂戸市石井・県選定) |
(いずれも2022.5撮影) |
以前は分館として使用されていた旧勝呂公民館が建っていたが、いまは撤去され広い敷地に数台の車が駐まっていた。 案内板によれば勝呂廃寺は埼玉県内、最古クラスの寺院で、出土した瓦の年代から飛鳥時代の終わり(780年前後)に創建された。いまは跡形も無く、コンクリの黒い丸太が芝生のうえで、寺院の建物跡を示している。 また、相輪(そうりん、青銅製)の出土によって、塔が建っていたのではないかという。相輪は仏塔の先端に設置された金属製の装飾物。なお、写真右上は案内板から撮った往時の勝呂廃寺で、「イメージは奈良の飛鳥寺」と付記されていた。 出土品はちかくの坂戸市歴史民俗資料館に展示してあるので、寄ってみた。 資料館は旧勝呂小学校校舎の一部を移築したもので、昔の小学生には懐かしさを感じさせてくれる。ただ、何台もの車、たくさんの靴があったのに、見学者は見当たらなかった。 右の写真の上が瓦、下が相輪の一部。ほかに古代関係では、北峰古墳群から発掘された人物や馬形埴輪などが展示してある。 |