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飛鳥稲淵宮殿跡 あすかいなぶちきゅうでんあと(奈良県明日香村稲淵) |
(いずれも2020.2撮影) |
レンタサイクルを使って石舞台古墳などを見学し、往路とはちがう道で飛鳥駅に戻る際、立ち寄った宮殿跡である。 飛鳥川の左岸にあって、案内板では中大兄皇子(のちの天智天皇)らが一時的に営んだ飛鳥川辺行宮(あすかのかわらのかりみや)が候補だという。 昭和52年の調査で、4棟の掘立柱建物が見つかり、建物に囲まれた中庭には玉石が敷かれていた。整然とした建物の配置や敷石から、宮殿遺跡と推測されたわけだ。 ただ、遺跡跡に柱も立っておらず、飛鳥の田園風景に溶け込み、案内板や標柱が無ければ、通り過ぎてしまうところだった。いま宮殿跡は埋め戻され砂利が敷いてあるので、臨時の駐車場のようだった。 なお、案内板から撮った実測図の、右下のスケールは10mなので、意外に小さい宮殿跡である。 <参考HP> 旅する明日香ネット>飛鳥稲渕宮殿跡 |